ネクタイは「基本の結び方」を1つマスターしておくだけで、第一印象が格段に良くなります。

ページ前半ではネクタイ初心者に向けた「基本の結び方」を紹介しています。就職活動の面接や、新社会人に向けてネクタイを結ぶ人は、ぜひ参考にしてみてください。

ネクタイに慣れてきて、結婚式の二次会などでちょっと個性的な結び方に挑戦してみたい人はページ後半で紹介している「お洒落な結び方」がオススメですよ。

目次

  1. はじめてネクタイを結ぶ人向け、基本の結び方
  2. 中級者向け、こなれた印象の結び方3種
  3. 上級者向け、オシャレな結び方5種

はじめてネクタイを結ぶ人向け、基本の結び方

1.一番簡単で、万能な『プレーンノット』

基本中の基本で、定番の結び方です。

ビジネスシーンは勿論、就職活動から冠婚葬祭まで対応できるので、ネクタイを初めて結ぶ人は、まずこの結び方をマスターしましょう。

ほぼ全てのえりの形と合わせることができ、スッキリまとまった印象になりますよ。

ネクタイ自体への負担が少ない結び方としても知られています。

ちなみに、結んだネクタイは「ベルトが半分隠れるぐらい」の長さがベスト。これは全ての結び方に共通です。結んでいる最中でも方多少調整できますが、最初のときに調整できていると楽ですよ。

1-1.プレーンノットの結び方を、イラストで確認する

首にかけたときの長さの目安は、ネクタイの太い方(大剣と呼びます)が、細い方(小剣と呼びます)の2倍です。

ネクタイの太い方を上にして、クロスさせます。

太い方を後ろに回り込ませます。

太い方を1周させます。

太い方を、首元に通します。

太い方を1周させたときにできた輪に、太い方を差し込みます。

締まり具合を調節すれば、「プレーンノット」の完成です。
※細い方を引っ張ると、首回りが締まります。

1-2.プレーンノットの結び方を、動画で確認する

中級者向け、こなれた印象の結び方3種

2.絶妙なバランスで、存在感とスマートさを演出する『セミウィンザーノット』

結び目が、ほどよく大きい三角形になり、存在感とスマートな印象をバランスよく演出してくれます。

どのえりの形とも相性がいい結び方ですが、結び目が横に広くなるため、「ワイド」など、えりの開きが広いシャツとの相性が抜群です。

普段のビジネスシーンで愛用されるだけでなく、結婚相手の両親に挨拶にいくときのように「自分をアピールしたいけれど、やりすぎもよくない」という絶妙なシチュエーションで結ばれることも多いとか。

ちなみに、「もっと結び目を大きくしたいなぁ」というときは、この後に紹介するウィンザーノットを試してみて下さい。

2-1.セミウィンザーノットの結び方をイラストで確認する

ネクタイの太い方(大剣と呼びます)を上にして、クロスさせます。

太い方を後ろに回り込ませます。

首にかかる片方に、太い方を巻き付けます

太い方を1周、巻き付けます。

太い方を、首の正面に通します。

1周巻き付けたときにできる輪に、太い方を差し込みます。

長さや締まり具合を調整したら、「セミウィンザーノット」の完成です。

2-2.セミウィンザーノットの結び方を動画で確認する

3.面接や商談で、存在感をアピールできる『ウィンザーノット』

ふっくらボリューム感のある三角形が特徴の結び方です。
結び目は、定番な結び方の中でもっとも大きく、正三角形に近い形に仕上がります。

結び目が大きくなるため、「ワイド」や「カッタウェイ」など、えりの開きが広いシャツや、えり自体が大きいシャツと相性がよい結び方です。

とにかく存在感が出るため、面接や商談など、自分を強く印象付けたいときにはピッタリですね。
また、結び目の大きさを活かした「小顔効果」も期待できるので、顔や体格が大きい人が結ぶと全身のバランスがとりやすくなります。

「ウィンザーノットだとちょっと結び目が大きすぎる」ときは、一つ前で紹介しているセミウィンザーノットを試してみて下さい。

3-1.ウィンザーノットの結び方をイラストで確認する

ネクタイの太い方(大剣と呼びます)を上にして、クロスさせます。

首にかかる片方に、太い方を巻き付けます。

太い方を、後ろに回り込ませます。

首にかかる、もう片方に太い方を巻き付けます。

太い方を、前に回り込ませます。

首元に、太い方を通します。

太い方を、首の正面に通します。

1周させたときの輪に、太い方を差し込みます。

3-2.ウィンザーノットの結び方を動画で確認する

4.ひと手間加えて、よりフォーマルに特化する『ダブルノット』

プレーンノットに、ひと手間(さらに一巻き)加える結び方で、結び目が縦長になるのが特徴です。

ほどよい厚みが出るので、「レギュラー」や「ワイド」の襟型と相性が◎。
また、一般的なネクタイ(幅が7~9cm)ではなく幅の狭いネクタイ(4~5cm)で結ぶと、より上品な印象でまとまります。

プレーンノットと同じように様々なシーンに対応できますが、プレゼンテーションや結婚式などフォーマルさに特化した結び方と言えますね。

また、純粋に「プレーンノットだとボリューム感が足りない」と感じたときは、この結び方を試してみて下さい。

4-1.ダブルノットの結び方をイラストで確認する

ネクタイの太い方(大剣と呼びます)を上にして、クロスさせます。

太い方を、後ろに回り込ませます。

太い方を、1周させます。

太い方を、もう一周させます。
※イラストでは分かりやすいように2周目をズラして巻いていますが、実際は1周目を隠すように巻いて大丈夫です。

太い方を、首元に通します。

太い方を、二周させた部分に差し込みます。

締まり具合を調整すれば、「ダブルノット」の完成です。

4-2.ダブルノットの結び方を動画で確認する

上級者向け、オシャレな結び方5種

5.編み上げる”段”が華やか『エルドリッジノット』

編み込んだようにも見える結び目の「段」が、とても華やかな結び方です。

結び目が大きな三角形になるため、襟の広い「ワイド」との相性がよいですよ。

また、何度も巻き付けるため分厚くなりがちなので、ナロータイや薄手のネクタイだと結びやすいですよ。

柄物のネクタイだと、特徴である結び目の段が目立たなくなってしまうので、無地のネクタイ。特に光沢のある無地のシルクがオススメです。

5-1.エルドリッジノットの結び方をイラストで確認する

ネクタイの細い方(小剣と呼びます)を上にして、クロスさせます。
※ディンプルを作る場合は、このときに作ってしまいます。

細い方を、後ろに回り込ませます。

首元に、細い方を通します。

細い方を、正面に回り込ませます。

首元に、細い方を通します。

細い方を、後ろに回り込ませまつつ、このときできる輪に差し込みます。

細い方を、首元に通します。

細い方を、首元に通しつつ、このときできる輪に差し込みます。

細い先の余りを襟の下に隠したら、「エルドリッジノット」の完成です。

5-2.エルドリッジノットの結び方を動画で確認する

6.注目を集める華やかな立体感の『トリニティノット』

「3重」や「3つの部分」を意味する「トリニティ(Trinity)」という名のとおり、3つの結び目が重なっているように見える結び方です。

結び目を目立たせるために、ネクタイは無地、もしくは控えめな柄を選びたいところですね。

結び目が大きく立体的になるのですが、このトリニティノットは、「ボタンダウン」や「レギュラー」など、襟が狭いシャツと合わせて引き締めた方が上品に見えますよ。

6-1.トリニティノットの結び方をイラストで確認する

ネクタイの細い方(小剣と呼びます)を上にして、クロスさせます。
※ディンプルを作る場合は、このときに作ってしまいます。

細い方を、首にかかる片方に巻き付けます。

細い方を、後ろに回り込ませます。

細い方を、首にかかるもう片方に巻き付けます。

細い方を、正面に回り込ませ、首元に通しながら、輪に差し込みます。

細い方を、後ろに回り込ませます。
※このとき、まだ結び目を締めてしまわないように注意です。

細い方を、輪に差し込みます。

結び目のバランスを整え、細い方を襟の下に隠せば、「トリニティノット」の完成です。

6-2.ニティノットの結び方を動画で確認する

7.華やかに、でも控えめに『チューリップノット』

チューリップの花を首元に添えたような、華やかで、どこか可愛らしい印象の結び方です。

「レギュラー」や「ボタンダウン」など、襟が狭いシャツで引き締めて上品に演出しましょう。

モデルのチューリップのように、結ぶネクタイは無地の物がオススメです。
ただ、「柄のある大検」と「無地の小剣」という組み合わせのネクタイだと、結び目の“チューリップらしさ”をキープしたまま、楽しい印象を演出してくれます。

7-1.チューリップノットの結び方をイラストで確認する

ネクタイの細い方(小剣と呼びます)を上にして、クロスさせます。
※ディンプルを作る場合は、このときに作ってしまいます。

細い方を、首にかかる片方に巻き付けます。

細い方を、後ろに回り込ませます。

細い方を、首にかかるもう片方に巻き付けます。

細い方を、正面に回り込ませます。

細い方を首元に通し、後ろに回り込ませます。
※このとき、まだこのとき結び目を締めてはいけません。

細い方を、輪に差し込みます。

ほどほどに結び目を締め、細い方を襟の下に隠せば「チューリップノット」の完成です。

7-2.チューリップノットの結び方を動画で確認する

8.プレーンノットのフォーマルさを、あえて崩す『クロスノット』

基本にして万能であるプレーンノットのシルエットを、あえて崩していく結び方です。

結び目の大きさはプレーンノットとさほど変わらないので、襟の狭い「レギュラー」や「ボタンダウン」と合わせるのがオススメです。

カジュアル感が強くなりますので、結婚式の二次会か合コンなどのシチュエーションで、ちょっと周囲と違うお洒落をしたいときに結んでみてください。

8-1.クロスノットの結び方をイラストで確認する

ネクタイの細い方(小剣と呼びます)を上にして、クロスさせます。
※ディンプルを作る場合は、このときに作ってしまいます。

細い方を、後ろに回り込ませます。

細い方を、1周させます。


細い方を、首元に通しつつ、1周させたときにできる輪に差し込みます。
※ネクタイの裏が見えていて大丈夫です。


細い方を、太い方の後ろに押し込めば、「クロスノット」の完成です。
※イラストでは、細い方が見えていますが見えなくなるまで隠しても大丈夫です。

8-2.クロスノットの結び方を動画で確認する

9.表裏逆転したような、カジュアルな遊び心の『ノンノット』

結び目の表裏がひっくりかえったような、不思議な見た目が特徴の結び方です。

カジュアルさが強めなので、クロスノット同様に、合コンなどのカジュアルなパーティーシーンで結んでみて下さい。

結び方の手順は多くないのですが、綺麗に結ぼうとすると、これがなかなか難しいのが特徴です。

結び目がきゅっと締まり過ぎてしまうことが多いので、ある程度厚みのあるネクタイの方が結びやすいですよ。

9-1.ノンノットの結び方をイラストで確認する

ネクタイの細い方(小剣と呼びます)を上にして、クロスさせます。
※ディンプルを作る場合は、このときに作ってしまいます。

細い方を、首にかかる片方に巻き付けます。

細い方を、後ろに回り込ませます。

細い方を、首にかかるもう片方に巻き付けながら、このときできる輪に差し込みます。

「ノンノット」の完成です。

9-2.ノンノットの結び方を動画で確認する

あとがき

これだけは覚えてほしい「基本の結び方」から、パーティシーンで結ぶと華やぐ「お洒落な結び方」まで、全9種類を紹介しました。

慣れない内は、どの結び方もイラストや動画を真似して「ゆっくり丁寧に、しっかり」結ぶことを心がけてみてください。