手元でスマートに時刻確認ができる腕時計は、多忙なビジネスマンにとって頼れる味方の1つ。
昨今は、光を利用して自動充電する「ソーラー発電機能」と、電波を受信して時刻を自動修正する「電波受信機能」を兼ね備えた『ソーラー電波腕時計』も増え、多くの人々から指示を集めています。
今回は、電池交換や時刻修正の手間がかからないソーラー電波時計に焦点を合わせて、選び方&オススメモデルを紹介・解説していこうと思います。

「種類が多くて選べない。オススメは?」
「仕事用に購入を検討しているけれど、どれでもOK?」
そんな悩みをお持ちの方のお手伝いが出来れば幸いです。
CONTENTS
ソーラー電波腕時計とは?
まず始めにソーラー電波腕時計のメリット・デメリットから解説していきます。
ソーラー電波腕時計のメリット
ソーラー電波腕時計のメリットといえば、
- 光(太陽光や蛍光灯・LEDの光 etc.)を浴びると自動で充電する
- セシウム原子時計をもとに送信される標準電波を受信して、自動で時刻のズレを修正する(標準電波の発信元は福島と九州の標準電波送信局)
という2つ。
「電池交換」と「時刻修正」から解放されるというのは、本当に助かりますよね。
ソーラー電波腕時計のデメリット
ソーラー電波腕時計は、その構造上、ゼンマイを巻く機械式が存在しません。そのため、ゼンマイを“チキチキ”と回していくアナログ感に価値を見出す人にとっては、物足りないかもしれません。
加えて、ビジネスシーンと相性がいいデザインのソーラー電波腕時計が少ないということも。
ここでいうビジネスシーンで相性がいい腕時計とは
- アナログ表示
- レザーベルト(ベルトの色と同じがベター) or 金属ベルト
- 全体としてシンプルなデザイン(宝石が多く埋め込まれていたり、ゴールドカラーだったりはNG)
- 文字盤がシンプル(時間、分、秒を示す機能以外は極力搭載されていない)
という条件を満たした腕時計のことです。

ソーラー電波腕時計の選び方
ソーラー電波腕時計のメリットをおさえた次は、ソーラー電波腕時計の選び方について解説していきます。
時刻表示のタイプで選ぶ
ソーラー電波腕時計は、針があるアナログ表示と、針がないデジタル表示に大別できます。
基本的にビジネスシーンで着用するならクラシックなアナログ表示。スポーツシーンで着用するなら、コンマ1秒までしっかり分かるデジタル表示。……という使い分けが一般的です。
ただ、近年はビジネススタイルのカジュアル化が進んできたこともあって、ビジネスでデジタル表示=NG!! とも限らなくなってきました。
ただ、あまり強気に攻める部分でもないので、ここは素直に“慣習”をなぞっておくのがベストだと思います。
ケースやベルトの素材で選ぶ
文字盤や電池などを格納する時計のケースやベルトの素材は、時計の印象を左右する重要なポイントです。


軽量でサビにくい、チタン
「チタン(チタニウム)」は、軽量性と防サビ性にすぐれた金属です。
ケースだけでなくベルトも金属製となると、チタンか否かで、結構重さが変わってくるのです。
また、チタンは人間と最も相性がいい金属と言われており、金属アレルギーになりにくいという特徴もあります。
比較的重い代わりに、重厚感もあるステンレス
「ステンレス(ステンレス鋼)」は、鉄とクロムを一定割合以上含む合金のことで、重厚な印象をもっています。
ご存知の通り、サビにくく金属アレルギーが起きにくいことでも有名ですね。
チタンと比べると安価なメリットがある一方で、チタンよりも明らかに重い(一般的に1.4倍重い)というデメリットがあります。
クラシックでアレルギーの心配もないレザー
フォーマルでクラシックな素材といえば、やはりレザー。
軽いという特徴は勿論、牛革からワニ革まで様々な種類があるのと、加工のしやすさ故に非常に多くのバリエーションが存在します。
デメリットとしては、汗などの水分にとにかく弱い事。そのため、レザーベルトは「消耗品」として認識されることもあるぐらいです。
防水性で選ぶ
日常生活用の腕時計は、その防水性能を「bar(気圧)」という数値で表します。
例えば、汗がふれたり垂れたりしたり、雨で濡れたり、顔を洗った時に濡れたりというシチュエーションに耐えるには、腕時計が2~3気圧の防水性を備えている必要があります。
漁業や農業などの職業や水上スポーツにも対応するのに必要な防水性は5気圧ほど。ただし、腕時計に水を勢いよく当てないという条件がつきます。
そして、水上スポーツや素潜りに耐えるには、20気圧が必要になります。
腕時計を着用するシチュエーションに合わせて、防水性をチェックしてくださいね。
カレンダー機能やストップウォッチ機能の有無で選ぶ
腕時計には「現在時刻」以外にも、「日付を表示する機能」や「ストップウォッチ機能」を搭載しているモデルがあります。
これらの機能はあればあるだけ便利ではあるのですが、一方でこれらの機能が文字盤を占有するため、デザインが非常にカジュアルになることを忘れてはいけません。
ビジネスシーンで推奨される腕時計のデザインも「3針タイプ(現在時刻のみを表示する)」と言われていて、プラス「カレンダー」や「ストップウッチのための秒針」が加わると少しにぎやかになり過ぎるのです。
おすすめのソーラー電波時計6選
ここからはオススメのソーラー電波腕時計を紹介していきます。
※各商品の価格は2020年12月21日時点でのものとなります。
暗闇でも半年以上稼働できる、独自技術「エコドライブ」で搭載モデル
フル充電すれば真っ暗闇の環境でも半年以上稼働し続ける「エコ・ドライブ」機能を搭載。環境保護の観点から、日本で初めて腕時計としてエコマーク商品に認定されています。
環境保護という視点にも興味がある方にはオススメの商品です。
ケースの素材 | スーパーチタニウム(金属) |
ベルトバンドの素材 | スーパーチタニウム(金属) |
ワニ革ベルトを採用したシンプルデザイン
ワニ革をベルトに採用していて、金属ベルトとは一味違うフォーマルな印象を楽しめます。
文字盤も日付機能を最低限搭載したのみの実にシンプルなデザイン。
スーツにも合わせやすいですよ。
ケースの素材 | ステンレス(金属) |
ベルトバンドの素材 | ワニ革(レザー) |
GPS衛星電波で時刻修正する、デジタル腕時計
標準電波ではなくGPS衛星電波を受信することで時刻修正するため、厳密な電波時計とは少し違うのですが、発揮する機能は同じ。
非常にタフでスポーティなデザインをしているため、スポーツシーンや、カジュアルコーデとの組み合わせを楽しむことにしましょう。
ケースの素材 | 樹脂 |
ベルトバンドの素材 | ウレタン・ラバー |
うるう年にも対応したフルオートカレンダー搭載の腕時計
ストップウォッチやアラーム機能、カレンダー機能と様々な機能が搭載され、文字盤もにぎやかなデザインで仕上がっています。
ベルトパーツはウレタン・ラバーとカジュアルなので、休日のコーディネートに合わせていきたいですね。
ケースの素材 | 樹脂 |
ベルトバンドの素材 | ウレタン・ラバー |
オールステンレスのセイコーウォッチ
オールステンレス特有の重厚な素材感が特徴。搭載機能を限定することで、ビジネスシーンでも着用しやすいシンプルなデザインに仕上がっていますよ。
ケースの素材 | ステンレス(金属) |
ベルトバンドの素材 | ステンレス(金属) |
特徴 | 文字入れ可 |
マットなブラックメタルが男らしい、腕時計
オールステンレスなのですが、ブラックカラーの艶消し加工が施されているため、非常にカジュアルでワイルドな印象なのが特徴です。
ベルトをナイロンに変えることで、よりカジュアルテイストに寄せるユーザーもおり、人それぞれの楽しみ方ができますね。
ケースの素材 | ステンレス(金属) |
ベルトバンドの素材 | ステンレス(金属) |
あとがき
以上、ソーラー電波腕時計の選び方やオススメモデルを紹介しました。
参考になりましたでしょうか?
電池交換と時刻修正の手間と心配がいらないソーラー電波腕時計。
ちょっとしたことではありますが、こういった小さなストレスを予め潰しておくことこそ多忙なビジネスマンにとっては必要不可欠。
是非、日々の仕事に全力投球できるよう、ソーラー電波腕時計をご活用くださいませ。
『紳士のシャツ』編集部の玄木がお送りしました。
ではでは。